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本の感想の書き方を考えてみる

まずはいちせさんが運営されているYagiyamaPublishingというサイトのこちらの本のレビューを読んでみて欲しい。念のため言っておくとコピーや転載ではなく引用ということでひとつ。

好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!

◆ 護くんに女神の祝福を! /岩田洋季 【Amazon/bk1】

あははははーーー、なるほど、すばらしぃぃぃぃーーーーーっ!!

や~、めちゃくちゃ面白かったぁ~~。壊れた性格と恐怖で語られる天才で、もっとも恋から縁遠いと思われていたお嬢様が、転校生に一目惚れするという話。絢子お嬢様の純情ぶりが、とにかく、とにかく素晴らしい~~~。もう、赤面しまくりな絢子お嬢様に、ただひたすら、くらくらくらくらくら、くぅぅ~~~~っっっ!! もう、ほんとに、くらくらだよ~~~~~っ!!

日頃は、冷徹で暴力的なお嬢様の恋に壊れた純情ぶりを楽しむだけ、という、かなり割り切った内容で、とにかく素晴らしい。や、ほんとに、絢子お嬢様の魅力だけ、という内容で、それ以外の要素は、めちゃくちゃ弱いんだよね。普通、もうちょっと他のキャラを絡ませたり、恋愛のストーリー的な要素があるもんだと思うのだけど(^^;。や、そういう点では、続刊が出るとしたら、どうするつもりなんだろ。[ 2003.09.13 ]

このレビューを見た瞬間、この本買おうって思ったね。それで実際に買ったし面白かった。くらくらした。ほんとにくらくらした。

どうだろう、このレビューの迫力は。何か自分たちに訴えかけてくるものがあると思わないだろうか。自分の思ったこと、感じたことをストレートに表現している気がする。正直2段落目の壊れっぷりはまねできない。飾らない、ありのままの自分をさらけ出しているかのようだ。

いちせさんのレビューが僕のラノベ読書生活の始まりだといっても過言ではないと思うほど、いちせさんのレビューは凄いと思う。なんたって、本を読みたい気持ちにさせてくれる。それでこそ本のレビューだ。

実はさっき、自分でどうやったら本を読みたくなるようなレビューを書けるかなって考えてたんだけど、そのときに「初めに『コレは良い!』とか『これはそんなでもないなぁ。』とか入れると引きつけられそう。」って考えてたんだけど、いちせさんは既にそれをやっていた!というか俺がそれを覚えていたのかも・・・・・・。

という訳で、レビューの重要なポイントの一つが分かった。それは、まずはレビューを読ませること!いかにして相手の心を掴むかが重要なのだ!そのために必要なのは、インパクトとユーモラスもそうだが、ありのままの感想も重要ではないだろうか。

僕はつい、レビューで自分をかっこよく見せようと難しい言葉を使ったりへんな言い回しを使ったりしてしまう。そして自分が本当に言いたいことは影に隠れたりぼやけてしまう。だからもう気なんて使わなくて良い。レビューの重要なポイントの二つ目は、ただ思ったことを書くということ!

しかし、相手の心を鷲づかみして自分の言いたいことをさらけ出すだけでは、それは単なる感想である。レビューには本の説明が無くてはならない。しかしその説明もあまり過度になりすぎてネタバレをしてしまうと、読者はもう興ざめだろう。DeathNoteの最後に明かされる誰かの正体をまだ読んでない人に教えるようなものだ。ちなみに僕はまだ読んだことが無いので今度揃えようと思っているがそれはまた別の話。

説明はあくまでも簡単に、ポイントを抑えるだけで十分だと思う。そして読者に物語がどのようなものかを想像させるのだ!コレがレビューの重要なポイントの三つ目、読者に本の内容を想像させる自由を与える、むしろ想像させることだ。そうすることで妄想やら想像が膨らみ、読者はきっと本当はどういう話なのか真実を知りたくなるだろう。つまり、読者は本を読みたくなるのだ!

レビューとは、

1、それ自体が読みたくなるような文章であり、

2、思ったことを歪曲したりせず素直に書き綴ったもので、

3、読者に内容を想像する自由を与え、本を読みたくさせる

ような文章のことと見極めけり!僕はそう思うので、このガイドラインを元にレビューを書いていこうと思います。

なんか自分の予想してたよりも綺麗にまとまってしまった。反響があったら嬉しいな。出版社から「この文章は○○さんの本の写しでしょう!今すぐ消さないと訴えますよ!」とか言われたら困るけど。一応自分で考えましたよー。そうして自意識過剰な男の夜は更けてゆく・・・・・・。ではこの辺で。

カテゴリ / 2006/12/23 04:11 / Permlink / WEB拍手

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